結婚までの私たちの道のり

結婚式で14年ぶりにお父さんに再会

結婚式で14年ぶりにお父さんに再会

By on 2015年3月12日

本当にびっくりした。結婚式当日、新郎が待つところまでのバージンロードは、叔父さんと歩くことになっていたのに。リハーサルだって、叔父さんと一緒にしたんだよ。

叔父さんは本当の娘みたいに、私の事をかわいがってくれていた、私の父親代わりの大切な人。だから、バージンロードを、叔父さんが一緒に歩いてくれるって言ってくれた時には、本当に嬉しかったの。

でも、叔父さんはわかってたんだね。ずっとずっと前から。

私が、心の中ではお父さんに会いたいって、叫び続けていたってこと。

お父さんとお母さん、お父さんの単身赴任がきっかけで、気持ちが離れてしまっただけ。

お母さんはあの時、きっと寂しかったんだと思う。頑固だけど、真面目なお父さんに、少し疲れっちゃっただけだったんだと思う。

お父さんが単身赴任を勝手に決めてきた日の夜、お父さんとお母さんは、すごいけんかをしていたのを覚えてる。真面目なお父さんは、お世話になった会社を裏切る事は出来ないって言って、お母さんは、知らない所に引っ越すのは無理だし、お父さんを何とか引き留めようとしてた。

結局お父さんが、単身赴任になって、お父さんとお母さんはバラバラの心のまま、離れちゃった。

お父さんは、ずっと単身赴任先に暮らすようになって、でも、それでも籍はそのまま、ちゃんと養育費や生活費も送ってくれている。

それっきり、一人で暮らしているお父さんに、結婚する事は伝えたけれど、今更お母さんや私の顔を見ることができないって、申し訳なさそうに電話で言っていた。

そのお父さんが、突然私の結婚式当日、私の前にあらわれるなんて。

お父さんが泣いていた。もちろん私も。叔父さんも、お父さんの後ろで泣いていた。

お父さん、ずいぶん年を取ったけど、変わらなかった。今まで、声だけしか聞いていなかったから、こんなに近くにお父さんがいて、どうしたらいいかわからなかった。

お父さんが、私の腕に、自分の腕を組んでくれた。

そして言ってくれたの。「さあ、行こう。お前の、新しい幸せに向って、歩き出そう。」って。

お父さん、ありがとう。