結婚までの私たちの道のり

大逆転の20歳若い妻との結婚話

大逆転の20歳若い妻との結婚話

By on 2015年2月9日

高校を卒業して奈良県の実家を出て東京で20年暮らしていました。不況のあおりで失業し、そこからは本当に苦労をしました。親からは実家に帰って出直すように言われ、仕方なく都落ちし、郷里に舞い戻って職を探しました。
結婚しなかったのを親は悲しんでいましたが、40歳にもなり、また嫁不足の田舎暮らしでは、諦めるしかありませんでした。
田舎は職が無く苦労しましたが、何とか近くの観光地の旅館で雇ってもらうことができました。スタッフはみな若く、下働きは僕を含めて4人の男性で、みな20代半ばの血気盛んな男達でした。
彼らからすると私は体力の無いおじさんですので、虐めるというところまではいきませんでしたが、バカにはされていました。でも気のいい連中だったので、仕事自体は楽しく続けることが出来ました。
そんな中、中居の見習いで20歳の可愛らしい女の子が入店してきたのです。見た目も性格もよく、しかも独身で彼氏もいない・・といことから、下働きの連中はみな口には出しませんが、彼女を恋愛対象として強く意識し始めたのは言うまでもありません。
彼ら若い者だけがいる時などは、彼女の話もしていたようですが、要するに「腹の探り合い」で、みな本心を言わずにこっそりと彼女を狙っていたのです。私は年も年ですから蚊帳の外であり、若者達の「青春物語」として高みの見物をさせてもらい、仕事が終わったら趣味の水彩画に夢中になる生活でした。
みんな私のことは「オジサン」と親しみを込めて言ってくれていましたが、なぜか彼女だけは私を名前で呼び、そして妙になついてくるのでした。休憩中や休みの時などは住み込みの私の部屋にも来るようになり、しだいに親しくなっていきました。そのことはみんな知っていましたが、若い男連中はまさかおじさんが・・と別段心配したり、勘ぐったりはしていませんでした。
それがなんと彼女から愛の告白をされ、私の部屋で男女の関係になってしまったのです。
年も年なので中々恥ずかしく旅館の人間には言い出せずに、こっそり彼女と愛を育んでいきました。彼女の親にも合い「年齢なんて関係ない」と心よく承諾を頂き、婚約することになりました。
一大決意をして旅館の女将に二人の関係を告げると大変喜んでくれましたが、ショックだったのは、あの若い男連中でした。中居さんやみんなのいる前で彼女と二人並んで事の次第を発表すると、3人の顔が青ざめるのが見て取れました。年甲斐もなくかわいそうなことをしましたが、人生何があるか分からない・・ということの勉強になったと思います。
人生の大逆転を遂げた私は無事彼女と結婚して子供を授かり幸せな毎日を送っています。